インドの転倒事故、死者121人に ほとんどが女性 北部の宗教行事で

(VOVWORLD) -インド北部ウッタルプラデシュ州ハトラスで2日、ヒンズー教の宗教指導者が主催する行事に集まった人たちが折り重なって倒れる事故があり、地元メディアによると121人が死亡しました。死者のほとんどが女性でした。
行事では指導者の演説などがありました。PTI通信は、終了後に会場を離れようとする指導者に近づこうと、参加者が出口に殺到して事故につながったとの当局者の見方を伝えました。指導者が歩いた地面の土を集めて崇拝する信者もおり、転倒のきっかけになった可能性があるといいます。

多数の犠牲者が出たことで救助活動は混乱し、遺体の搬送にトラックなども使われました。娘を亡くした母親が、周りの人々に遺体を運ぶのを手伝うよう泣きながら頼む姿が報じられました。モディ首相は2日「愛する人を亡くした方々にお悔やみ申し上げる」とX(旧ツイッター)に投稿しました。

インドでは宗教行事に関連する転倒事故が多く起きています。(共同)

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